当山境内に聖見堂というお堂がある。この堂内には大日如来と弘法大師がまつられている。
 言うまでもないが、弘法大師は厄除の功徳あらたかであるというので、お詣りする人が絶えることがない。
 実は、弘法大師は御名を空海と申し、1200年前実在したお方であり、当時の第一級の文化人であり、ときの天皇の嵯峨天皇さまとは親交がとくに厚かった方である。
 弘法大師空海さんの教えを一ト言で言えば「鎮護国家 済世利民」の教えであるといえる。
 鎮護国家とは自分の国を自分たちで守り、他国の侵略やあなどりを受けず、自分たちの力で国家を守護するということであり、済世利民とは国民はお互いに助け合って世の中を良くして行こうという意味であります。
 今日の吾が国は戦後最大の危期に直面しています。
 国力は充分に有っても国民一人ひとりが危機観を持つことが出来ず、拉致被害者に対する一体観が欠除しており、どうしたら国家国民が安全に生活して行けるか真剣に検討する熱意がいま一つ盛り上がらないでおります。
 安心して海岸を散歩することも出来ないようでは、国家の体をなしておるとは言えません。  他国の船舶が我が国土に接近して我が国の国民を拉致するなど悲しい限りであります。 今こそ弘法大師空海の鎮護国家の精神にたち帰り、国家を鎮め護るために『国家を思う心』を振揮しようではありませんか。